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アメリカの大学【留年と退学システム】について|退学を回避する3つの方法!

アメリカの大学で留年することってある?アメリカの大学で退学を回避する方法は?

本記事では、アメリカの大学の留年と退学システム退学を回避する方法について、現役留学生が丁寧に解説します。

この記事のポイント!

  • アメリカの大学の留年について
  • アメリカの大学で退学に陥る状況
  • アメリカの大学で退学を回避する方法

この記事を書いた人:Maruna

アメリカの大学で心理学を学ぶ大学生。ロサンゼルスのコミュニティカレッジからGPA3.9を維持し卒業。四年制大学へ編入。現在の大学ではGPA4.0をキープ中。

アメリカの大学にはそもそも留年のシステムがない!

アメリカの大学には、そもそも留年するというシステムがありません。

日本の大学の場合、単位を落としたり、成績が悪ければ、留年になる可能性があります。

しかし、アメリカの大学ではもう1年同じ学年をやり直すという概念は存在しないのです。

成績が悪ければ留年ではなく、退学になる!

留年がないってことは単位を落としたり、出席率が低い場合や成績が悪い場合はどうなるの?という疑問に思う人もいるでしょう。

アメリカの大学では、上記のような場合、留年ではなく退学になってしまいます。

そのため、退学になってしまった生徒の多くは、やる気があればもう一度学校に出願するか、違う学校を探すか、学位取得を諦めることになります。

Maruna
私のクラスメイトも成績がギリギリで、退学を回避するために教授に泣きついているのを見たことがあります。

アメリカでは大学を卒業せずに退学する人が多い!

留年制度がないアメリカの大学では、退学率が日本の大学よりも高い傾向があります。

日本の大学の退学率は7%なのに対し、アメリカの大学の退学率は40%だというデータも出ています

つまり、アメリカ人の3人に1人以上は退学しているということになります!

「ひらく 日本の大学」2018年度調査によると、全体では 1年退学率が1.7%、卒業までの退学率が7.0%、、、

引用元:河合塾Kei-Net

In the United States, the overall dropout rate for undergraduate college students is 40%.

引用元:Education Data Initiative

アメリカの高い退学率は、留年制度がないのも理由かもしれませんが、他にも様々な理由があるようです。詳細はこちら

アメリカでは退学せずに時間をかけて卒業することも多い!

日本で大学に通うと一般的に4年で卒業する人が多いですが、アメリカの大学ではそれ以上の時間をかけて卒業する人も多いです。

実際に、アメリカの大学生の半分以下が4年以内に卒業し、半分以上の生徒が卒業までに5年以上かかっているというデータもあります。

According to the U.S. Department of Education, in 2020 43.7% of students completed college in four years, 58.7% finished after 5 years, and 60.4% took 6 years.

引用元:CollegiateParent

Maruna
私の周りにも、仕事をしながら大学に通っているアメリカ人は結構います。アメリカでは、時間をかけて学位を取得することは珍しいことではないようです。

アメリカの大学で退学を回避する3つの方法!

留年が存在しないアメリカの大学で、退学を回避するために大事な方法は以下の三つです。

  1. 必ずC以上の成績をとる
  2. 学校のルールを理解する
  3. 困ったときはアドバイザーに相談する

必ずC以上の成績をとる

アメリカの大学で退学に陥ってしまう理由で良くあるのが、悪い成績をとってしまうことです。

基本的にアメリカの大学に在籍し続けるためには、最低でもC以上は取らないといけません

退学を回避するには、EやFは必ず取らない。毎回クラスでAまたはBを目指すことが大切です。

アメリカの大学で良い成績(高GPA)を取る方法はこちらで解説しています。

学校のルールを理解する

アメリカの大学で退学を防ぐためには、学校のルールを知る必要があります。

退学になる基準やルールは、学校によって微妙に異なる場合があるので、ルールについてアドバイザーやカウンセラーに確認しておきましょう。

もしルールを破ってしまった場合、退学になる基準を知らなかった!では済まされません。

留学生は学生ビザを維持するために、成績以外にも出席率や単位数などの規定があるので、必ずそれらを理解して留学しましょう

困ったときはアドバイザーに相談する

万が一退学になる可能性が出てきてしまったら、直ちに学校の留学アドバイザーに相談しましょう。

状況や対応によっては、退学せずに済む場合もあります

一方で、もう起きてしまったことは変えられず、その学校を離れなければいけない場合もあります。

そんな時は、帰国する留学生もいますが、違う学校に転校するオプションを考えてくれるアドバイザーも中にはいます。

退学を回避するためにも、留学生へのサポートが充実している大学を選ぶことが大切です。

失敗しない大学の選び方についてはこちらで解説しています。

退学になる可能性を避けるのが一番ですが、困ったときは一人で抱え込まず学校に相談しましょう。

情報を正しく理解して、アメリカの大学で退学を回避しよう!

今回は、アメリカの大学に留学と退学システムについて解説しました。

退学になる基準やルールを正しく理解し、真面目に学校に通って、留学中の大学退学を回避しましょう!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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