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アメリカ人の服装がダサいと言われる3つの理由|ファッション文化の違い

アメリカにはニューヨークなどファッションの先端を行く都市もありますが、アメリカ人の私服はダサいことで知られています。アメリカ人はおしゃれに興味がないのでしょうか?

今回は、なぜアメリカ人の服装がダサいと言われるのかその3つの理由を文化的、社会的背景から解説していきます。

記事のポイント

  • アメリカ人の服装がダサい理由(文化の違い)
  • アメリカ人のよくある私服
  • アメリカ人が服装を気にする時
  • 日本人は服装を気にしすぎなのか

アメリカ人の服装・私服はダサいのか

日本人とアメリカ人の服装、特に私服を比べると、アメリカ人の私服がダサいと思われてしまうのは紛れもない事実。

日本は全体的に美意識が高い人が多いので、日本人からみたらアメリカ人大学生が来ている私服やスーパーで見かけるアメリカ人ファミリーが来ている私服などのセンスに驚く人もいるでしょう。国際的に見てもアメリカ人の服装はダサいことで知られているようで、ヨーロッパの国と比べるとアメリカ人はファッションに対する意識が低いように感じます。

多くの人はイベントや特別なことがない限り、服の色合いやバランスを気にせずに生活している人結構多いアメリカ。友達と外食に行く際もファンシーなレストランでない限り、基本スウェットとジーンズのようなラフな格好で行く人も多いです

もちろんファッションセンスのあるアメリカ人も一部います。特にニューヨークなどの大都市では、お洒落な人を見かける確率は高いです。しかしアメリカという広い視野で見ると、多くの一般市民は日常生活で服装に関して高い意識はないようです。

アメリカ人の服装がダサいと言われる理由(文化の違い)

なぜアメリカ人の服装はダサいと言われてしまうのか、日本との文化の違いを踏まえながら3つの理由を説明します。

トレンドに興味ない

アメリカ人はファッショントレンドに興味がない人が多く、そもそも服は生活のために必要なものであるだけでファッションバランスに意識しない人がたくさんいます。

女性よりも男性の方がファッショントレンドに敏感です。一軍系女子または、お洒落意識の高い女性達などは流行を気にする人もいますが、そうでない多くのアメリカ人女性はファッション雑誌や情報に目もくれない人たちがたくさんいます。

日本だと今年は〇〇が人気とメディアや雑誌、服屋で宣伝され、女性達が最新の流行を取り入れて、街を見たら同じような服装を着た人たちがたくさんいる光景を目にします。

しかし、ファッションに興味のない多くのアメリカ人は、ファッション関連のメディアや雑誌を見ないし、服もトレンドに敏感な服屋ではなくスーパーや日用製品店で買う人も多いため、流行を知ることなく生活しているのもよくあることです。

周りの目を気にしない

アメリカ人の服装がダサいと言われる一番大きな原因は、アメリカ人の人の目を気にしない性格です。アメリカは個人の権利や自由を尊重する国なので、自分がしたいことして生きていくという考え方を持っている人が多いです。

服装に関しても周りの意見ではなく自分が何を着たいのかということを大切にする傾向があります人の目を気にせずに自分の好みの服を着ているため、世界からはダサいと思われるような服を日常的に着ている人も多いのです。

このような文化的背景があることから、アメリカは体格に関わらず個人個人が自由に好きな服を着れるような環境になっています。他人にはダサい服装でも、自分が好きなんだから本人にとっては全く問題はないのです。

アメリカ文化を理解する上で大切な要素の1つは、国民の性格です。アメリカ人の性格についてはアメリカ人と日本人の性格の違いとは?アメリカ人の6つの特徴で詳しく解説しています。

動きやすさを重視する

アメリカ人の服装がダサく見えてしまう理由の1つに、彼らがラフな服装を好むことが挙げられます。日常生活で動きやすい服装はストレスもなく心地良いので好んで着る人はたくさんいます。そのため動きやすさと快適さ重視で部屋着のようなラフな服を外で着る人も少なくないです

日本よりアメリカは治安が悪いので、何かあった時でもすぐに動けるようにとスカートやヒールなどのお洒落重視よりも動きやすいジーンズとシャツのようなシンプルな服装の方が合理的でもあります。

あからさまにお洒落をしていると窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性もあるので、やはり動きやすいシンプルな服を着ている方がアメリカでは安全です。

アメリカ人女性のよくある服装

アメリカ人女性の一般的な服装は、スキニージーンズ、トップス、スニーカーの組み合わせです。

夏は肌の露出が多い服装を好む女性が多く、キャミソールと短パンなどが若い世代からシニア世代まで幅広い世代に人気の服装です。日本人女性は肌の露出を控え、体型を隠すようなファッション(ロングスカート・大きいサイズの服)も人気ですが、アメリカでは肌の露出度はそこまで気にせず、体型がはっきり見えるようなタイト感のある服装が人気があります

このようなファッション文化にはアメリカで美しいとされる女性像が関係しています。詳しくは、アメリカでモテる女性の特徴10選!アメリカと日本の美の違いで解説しています。

冬はジーンズにジャケットまたはスウェットとこちらもまたシンプルで、日本のようなふわっとした可愛い服装やロングスカートなどはあまり見かけません。

またアメリカではスカートを履いている女性が少なく、ショートスカートは特に見かけません。

Maruna
ショートパンツは人気ですが、ショートスカートは性的な意味で大胆な服装なので日常的に積極的に着る人はあまりいないそうです。

アメリカ人男性のよくある服装

アメリカ人男性も、ジーンズ、シャツ、スニーカーの組み合わせをよく着ています。パンツはジーンズ以外にもスポーツパンツやハーフパンツを着ている人も多いです。

夏はハーフパンツにTシャツまたはノースリーブシャツの服装が人気です。人にもよりますが結構ピチピチなシャツを切る男性も多く、タイトなシャツやノースリーブシャツで筋肉をアピールする男性も少なくないです。

冬は女性同様、パンツにジャケットまたはスウェットスタイルです。アニメなどの影響で日本語が書かれたスウェットを着た男性をみかけることもよくあります。

私服はダサいけどフォーマルな服はきちんと着こなすアメリカ人

ここまでアメリカ人の私服について話してきましたが、アメリカ人はいつも服装を気にしてないわけではありません。イベントやパーティー、ファンシーなレストランでは、ちゃんとドレスアップしています。

アメリカ人は子供の頃からスーツやドレスをイベントで着る機会があるので、スーツとドレスの着こなしには慣れている人が多いように感じます。プロムなどフォーマルな場では、ちゃんと服を着こなすこともアメリカの文化の1つです。

日本人は服装を気にしすぎ?

日本とアメリカでは、服装、トレンド、意識などファッション文化の違いが様々あります。アメリカの文化を知ってみると、日本人は服装を気にしすぎではないのかという議題が上がってきます。

良く言えば、日本人は美意識が高くて服へのこだわりがある人が多いということになりますが、同調意識やトレンド、世間の目に流されて服を選ぶ人も多いという見方もできます。楽しく好んで服を選んでいれば良いのですが、周りの目を気にしてやっているのであるば服装を気にしすぎるのは良くないことですどの国でも、好きな服を自由に着られるのがベストだということです。

ダサいファッションでも問題ない国アメリカ

好きな服を自由に着るアメリカ人達。例えそれが他人にはダサいと思われていても本人達はそこまで気にしていません。またアメリカではラフな服を好む人も多いため、おしゃれ重視というより動きやすさを重視している人が多いこともわかりました。

自由な国アメリカならではの、国民の意識と日本との文化の違いは非常に興味深いものです。MMblog in Americaでは、他にもアメリカ人やアメリカ生活に関してのトピックを扱っています。

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