留学したらどのくらいで英語を話せるようになるの?
本記事では、アメリカの大学に通う現役留学生が、留学してから英語を話せるようになるまでに実際にかかった時間をレベル別にシェアしていきます。
留学したらどのくらいで日常会話程度の英語力が付くのか、複雑な話題を説明できるようになるのかなど、Marunaの体験談をシェアします!
この記事はこんな方におすすめ
- 英語を話せるようになりたい人
- 英語を勉強中の人
- 留学に興味がある・将来留学したい人
- これから留学予定の人 など
ポイント
- 留学したらどのくらいで英語を話せるようになるかの目安(一例)を知ることができる!
- 英語のレベルごとの上達の過程がわかる!
筆者:Marunaについて
アメリカで心理学を学ぶ大学生。日本で英会話教室に通った経験なし、高校3年時のTOEFLスピーキングのスコアは0点と、英語力が壊滅的なまま海外大学進学を決意。
留学中は語学学校をとコミカレで何度ももがきながらも、現在はアメリカの大学でオールAをキープ。アメリカ人と結婚するほどまでに英語力が伸びました!
英語を話せない人が留学するとどうなるのか?私の体験談はこちらでシェアしています。
英語が話せない人でもアメリカ留学はできるのか?【結論と体験談】
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留学したら何ヶ月で英語が話せるようになる?
結論から言うと、私の留学中の英語力はこんな感じに伸びていきました。
- 初級レベル(elementary)になるまで:2ヶ月
- 準中級レベル(pre intermidiate)になるまで:5ヶ月
- 中級レベル(intermediate)になるまで:8ヶ月
- 上中級レベル(upper intermediate)になるまで:14ヶ月(1年2ヶ月)
- 準上級 pre advanced:18ヶ月(1年6ヶ月)
- 上級 advanced:24ヶ月(2年)
これだけだと実際にどのレベルでどのくらい英語を話せたのか想像しづらいと思うので、以下ではレベルごとの私の英語力とその特徴についてご紹介します!
※初級以降の英語力の評価は、留学5ヶ月目に出会ったアメリカ人旦那(ネイティブスピーカー)に判断によるものです。
準初級レベル:留学2ヶ月頃
入門レベルの英語力(旅行英会話ができるかできないかレベル)でアメリカに渡った私ですが、留学して2ヶ月がたつとサバイバルイングリッシュといった簡単な英会話ができるようになります。
この時期の私は、シンプルな質問に受け答えはできましたが、言葉以外のボディラングエージや相手の表情、その時の状況などのヒントを利用しながら、会話を成り立たせることも多かったです。
当時は語学学校に通っていたので、クラスメイトと日常のことについて英語で会話をしたりすることはできていました。
しかし、相手の言っていることが聞き取れないことも多かったので、その場の雰囲気でニコニコしてごまかすなど、運試しで会話をすることも正直ありました。
自分の意見をはっきりと説明したり、ディスカッションなどができるレベルには達成していなかったので、この頃の私は聞き手に徹する生活を送っていました。
留学初期は英語を聞き取れなくて困ることが多いです。英語が聞き取れない原因と対処法についてはこちらで解説しています。
準中級レベル:留学5ヶ月頃
留学して5ヶ月頃経つと、基本的なことは英語でコミュニケーションができるようになり、ネイティブイングリッシュスピーカーの言っていることをだいたい理解できるリスニング力がつきました。
このリスニング力の向上は、大学が始まり講義を聞くことが多くなったのが要因の一つとして挙げられます。
(最初の頃は講義の内容を理解するのが難しかったので、クラスメイトに聞いたりしてなんとか授業についていきました。。。)
スピーキング力とは言うと、自分の思っていることを完全に説明することは難しく、浅い内容しか言えなかったり、文法ミスもよくしていました。
当時は語彙力も限られていたので思うように自分の感情を表現できないことも多く、言いたいことがすぐに言葉として出てこないなんてことも少なくありませんでした。
この頃、現在の旦那であるアメリカ人の彼に出会うのですが、日常英会話は普通にできていたのですが、語彙力が少なかったためGoogle翻訳を流使ってコミュニケーションをとることもよくありました。
中級レベル:留学8ヶ月頃
この頃になると、日常生活はほぼ問題なく英語を使って過ごすことができるようになりました。
特に一対一で話す時は、まだ文法的なミスはあるけど、自信を持って相手に自分の意見を伝えることができていました。
基本的なアメリカ英語のリスニングはだいぶできるようになり、講義で難しい話をしている時を覗くと、内容の9割以上をは理解することができていました。
アメリカ人の彼との英語で討論や喧嘩になっても、時間はかかりますが自分の気持ちを自信を持って伝えることができたので、問題解決がしやすくなりストレスを感じることが少なくなりました。
上中級レベル:留学14ヶ月頃
留学してから1年と2ヶ月ほど経つと、リスニング力・スピーキング力共に大きな成長を感じるようになりました。
大学の講義は問題なく理解でき、ネイティブの人と多少論理的な会話もできるようになりました。
この頃、旅行でアメリカ南部のテネシー州に行ったときも、若いネイティブの人たちとはある程度長い会話を続けられることができました。
年配の人は南部訛りが強い人が多かったので、言っていることがよくわからない時がよくありました。そのため、この頃から色んな英語の訛りを理解したいという感情が生まれました。
英語の訛りを聞き取れるようになる方法や対策はこちらの記事で解説しています。
また、このレベルになると普通の英会話に余裕ができたのか、他言語に少しずつ手を出すようになります。具体的には中国語、韓国語、スペイン語などの基礎を時間があったら勉強するようになっていました。
振り返ってみると、外国語を使ってコミュニケーションをとる楽しさを本当に感じたのはこの頃からだったと思います。
準上級レベル:留学18ヶ月頃
留学から18ヶ月経過すると、教授と学術的なことについて問題なく会話ができたり、英語の言い回しや単語の細かいニュアンスがわかったり、使い分けられるようになりました。
前までは教授にどんなことを聞くのか、英語の文章をあらかじめ作っておいたりなどしておきましたが、この頃になるとぶっつけ本番でも問題なく疑問を解決することができました!
留学して20ヶ月頃に、彼と一度に日本に遊びに行ったのですが、彼が英語で言ったことを日本語に訳したり、私の家族が日本語で言ったことを英語に訳したり、軽い通訳もできるようになりました。
驚いたのは日本語から英語にする時は割と簡単なのですが、英語から日本語に訳す時は少し難しいと感じたことです。
普段から英語を聞いたときにわざわざ日本語に変換して理解する癖がなかったので、英語から日本語に訳そうとすると時間がかかるときがありました。
このことがきっかけで、自分の考え方が日本語脳から英語脳になってきていることに気づきました。
上級レベル:留学24ヶ月頃
留学して2年が経つと、自分の意見を簡潔かつ論理的に説明できるようになったり、文法ミスもほぼなく英会話ができるようになりました。
この頃から、NPO法人でインターンを始めたりと英語に自信がついてきたせいか、アメリカでより活発的に行動を起こすようになります。
英会話だけでなく2年目になるとライティング力が格段に上がったので、インターンのメールやカレッジのエッセイなども留学生だと思わせないほどの完成度に仕上げることができるようになりました。
この年はコロナの影響で、パンデミックや自宅待機やらで家にいることが多くなりましたが、英語のドラマを見たり、一人で自分の思ったことを英語で表現したり、ネイティブと毎日英語で会話をしていたので、英語力が落ちるどころか、2020年は英語力を効果的に伸ばすことができました。
また、英語がある程度できるようになったので、この頃からイタリア語を専門的に学ぶようになります。
スペイン語や中国語、韓国語は勉強している時にあまり楽しさを感じなかったので、心から楽しめるイタリア語にフォーカスしようと思い、少しずつですが真面目に勉強をするようになりました。
留学したら何ヶ月で英語が話せるようになる?:まとめ
- 簡単な英会話ができるようになるまで→2ヶ月
- 日常英会話ができるようになるまで→5ヶ月
- 英語を9割理解できる・自分の意見を説明できるようになるまで→8ヶ月
- 英語の細かいニュアンスを理解できる・使い分けられるようになるまで→14ヶ月
- 簡潔かつ論理的な説明ができるようになるまで→18ヶ月
- 文法ミスなく、ネイティブとディスカッションができるようになるまで→24ヶ月
今回ご紹介した私が英語を話せるようになるまでの道のりと経過は、アメリカに大学留学としてきた学生の英語上達の一例です。
留学したらどのくらいで英語が話せるようになるかの参考になると嬉しいです!