英語のエッセイの文字数が足りない時はどうしたらいい?文字数稼ぎのポイントは?
本記事では、英語のエッセイで文字数が足りないときの対処法と注意点をご紹介します。
この記事のポイント
- 文字数が足りない時に確認する4つのこと
- 文字数を増やす7つの方法
- 文字数稼ぎの注意点
筆者『Maruna』
アメリカの大学で心理学を学ぶ大学生。コミュニティカレッジをGPA3.9/4.0で卒業。四年制大学に編入しオールAをキープ中。大学で自分のエッセイがクラスの手本として提示される。エッセイはAを取らないと気がすまないほどの得意分野!
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英語のエッセイで文字数が大切な理由
英語のエッセイを書く課題や問題で、600文字以上、500語数以下など、語数が指定されていることはよくありますよね。
なぜ英語の文字数・語数がエッセイでこんなに重要視されるのでしょうか?
1つ目の理由は、平等に評価するためです。
語数を制限することで限られた同じ条件下で、個性や能力を明らかにできるため、公平にエッセイを評価できます。
2つ目の理由は、内容が薄くなるの防ぐためです。
ある程度の語数を指定することで、内容が薄くなることを避けられます。語数が少ないとエッセイの質を向上するための理由や証拠、例などが十分に含まれていないとみなされやすいです。
文字数が指定されていれば、そのエッセイに必要な最低限の論点の数を含めることができ、内容が薄くなることを防げます。
文字数が足りない時に確認したい4つのこと
エッセイを書いたけど文字数が足りない時、語数を増やす前に確認したいことが4つあります。
以下の4点が自分のエッセイが当てはまる場合は、文字数や語彙数を増やしても減点されてしまう可能性があるので注意しましょう。
短い文が多い
エッセイが短い文ばかりで構成されていると、文法や表現の幅が狭いと捉えられてしまいます。
短文は、具体的な情報が抜けていることが多く、浅い内容になってしまいやすいため注意が必要です。
自分のエッセイを読み返してみて、短いシンプルな文が多いと思ったら、長い文に変換してみましょう。
結論が書かれていない or 質問に答えていない
文字数が足りないときに確認したいことの2つ目は、重要な情報が100%含まれているか確認することです。
例えば、エッセイの結論が明確に書かれていない、エッセイの課題・質問に答えていないなど、評価の糧となる情報が含まれているかどうかを確認します。
読み手が確実に理解できるような文章構成や情報量をしっかりエッセイに詰め込むことが、文字数が足りない問題を解決するポイントになってきます。
考えやアイデアが十分でない
エッセイ内で紹介されている考えの説明が十分でなかったり、アイデアの数が少なかったりすると、自然と文字数が少ないエッセイになってしまいます。
つまり、メインポイントをサポートする例や証拠が少ないと、信憑性の低いエッセイになると同時に文字数も十分に満たせません。
また、紹介する例や証拠、理由の数が多くても、それぞれの説明がおざなりだと、内容の浅い短いエッセイになってしまいます。
語彙不足
エッセイを書くときに、同じ単語や表現ばかりを使いまわしていませんか?
同じ言葉が何回も登場すると、語彙力が少ないと評価されるばかりではなく表現の幅が狭くなるため、長い文章やエッセイを書くのが難しいです。
同じ単語のリピートを防ぐには、同義語や似たような表現を使用するなどの方法があります。
文字数稼ぎの注意点(リスク)
文字数が足りないときに、文字数を稼ぐために実行できることはいくつかありますが、ただ語数や文字数を増やせばいいと言うわけではありません。
以下では、文字数稼ぎの2つのリスクをご紹介します。
ミスが増える
文字数を増やすとその分ミスを犯す可能性が高まり、減点に繋がってしまうことがあります。
語数や新しい表現を文章に追加するときは、文法やスペルが間違っていないか注意深く確認しましょう。
自分だけでは不安な場合は、友達に見てもらったり、Glammarlyなどの文法チェックツールを使用することがおすすめです。
読みづらくなる可能性がある
文字数を追加すると文章が無駄に長くなり、読みづらいエッセイになることがあります。
また、文字数稼ぎのために不要な内容を増やすと、読み手を混乱させたり、エッセイの評価を下げてしまうこともあります。
文字数が足りない時の増やし方【7選】
英語のエッセイで文字数が足りないときの増やし方には、以下の方法があります。
- 文構成を確認する
- 証拠・例を追加する
- 各ボディパラグラフでトピックセンテンスをリピートする
- 順序を表す単語を追加する
- 接続語、転換語を入れる
- 説明をより具体的にする
- ConclusionでThesisとBodyの要約を述べる
文構成を確認する
文字数が足りないのは、エッセイのフォーマットに従っていないからかもしれません。
つまり、英語のエッセイの基本的な構成に沿っていないと、文章の数も少なくなるということです。
英語のエッセイはIntroduction、Body、Conclusionなど、各段落ごとに基本的な文構成が決まっているため、それに従えば最低限の語数は確保できる場合が多いです。
エッセイのフォーマットについては、【段落・構成別】Aを取る英語のエッセイの書き方で解説しています。
証拠・例を追加する
エッセイで文字数が満たない場合、エッセイのメインポイント(Thesis)をサポートする証拠や例・理由を追加することで、語数を増やせます。
例えば、良い睡眠を取る方法がトピックの場合、日中運動する、朝に日光を浴びる、寝る前にブルーライトを避けるなど、方法は色々ありますが、文字数が足りない場合に、それぞれの説明を足すのではなく、異なる方法を追加し説明することで語彙数を増やすことができます。
各ボディパラグラフでトピックセンテンスをリピートする
ボディパラグラフの最初の文はトピックセンテンスですが、同じ段落の最後にもう一度トピックセンテンスを入れることで、文字数を稼ぐ方法があります。
このトピックセンテンスのリピートは必要不可欠ではありませんが、文字数を増やすのに効果的な方法の1つです。
トピックセンテンスをコピペするのは好ましくありませんが、同義語で言い換えたり、受動態の文章に変えるなどして、同じ内容をリピートしてみましょう。
順序を表す単語を追加する
文字数・語彙数を増やす方法の1つに、First、Second、Thirdなどの順序を表す単語を追加する方法があります。
これらの単語は、文章のポイントや段落を整理するだけでなく、少量ですが文字数を稼ぐこともできます。
これらの単語の例は、First、Second、 Third、 Fourth、 First of all、 Secondly、 Thirdly、 Finallyなどがあります。
接続語、転換語を入れる
エッセイで語彙数を増やす場合に、接続語や転換語を所々に入れるのも効果的です。
接続語や転換語はエッセイを書く上で便利な上に、大学の授業でも非常に使用を勧められるので、追加して損はありません。
エッセイで使える接続語・表現については、英語のエッセイで使えるフレーズ・単語【100選】でご紹介しています。
説明をより具体的にする
英語のエッセイで文字数が足りない場合は、説明不足な可能性があります。
つまり、ThesisやTopic Sentenceをサポートする理由や例の説明が不足していると、規定の文字数を満たしにくいです。
説明不足問題は、理由や例、証拠を説明する文章を増やす、より具体的な情報を追加するなどして改善できます。
長々と無駄な文章を書くのは、読みやすさを害し、読み手を混乱させるため、気をつけましょう。
ConclusionでThesisとBodyの要約を述べる
文字数を増やすためには、Conclusionの文章を増やす方法もあります。
ConclusionでThesisをもう一度述べるのは重要ですが、そのThesisとBodyパラグラフの内容と組み合わせて文章にすると、語彙数を増やすことができます。
文字数を書きすぎてしまった場合
文字数が足りない時の対処法はわかったけど、逆に書きすぎてしまった場合はどうすればいいの?と思う方もいるでしょう。
語数を超えてしまった場合、それが問題になるか吉となるかは、ケースバイケースです。
例えば、大学などで書くアカデミックエッセイでは、文字数が厳しく制限されていない限り、文字数を超えてしまっても問題ないことが多いです。
しかし、IELTSやTOEFLなどでは、無駄に文字数が多いと減点に繋がってしまうことがあります。また、◯語数以内と指定されているエッセイでは、語数を超えた場合減点されてしまいます。
この場合、語数が多すぎると不必要な情報が含まれていて、簡潔にまとまっていないので、読みづらいエッセイだと捉えられてしまいます。
英語のエッセイで文字数が足りない時の増やし方【7選】まとめ
今回ご紹介した文字が足りない時に確認したい4つのこと、文字数稼ぎのリスク、増やす7つの方法を意識して、良質なエッセイを目指しましょう。
MMblog in Americaでは、他にも英語のエッセイを書くためのリソースをシェアしています。英語のエッセイを書く際に役に立つ記事一覧は、こちら。